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パキスタン:カビールワラ・ネスレで、組合が臨時労働者に何百もの常用雇用職を勝ち取る

パキスタンで協定が結ばれ、その結果、ネスレカビールワラ乳業工場の何百名もの臨時雇用労働者が常用雇用になる。やっと長期に亘る困難な対立が解決した。何年にも亘る不安定雇用が終了し、何百名もの労働者は、初めて雇用保障を享受するだけでなく、労働組合権を行使できるようになる。

カビールワラ工場で契約労働者として7年間働いたネスレカビールワラ労働者行動委員会の委員長アシュファック・ブットは、「彼らは、私たちはネスレに働いていないと言った。しかし今この協定で、私たちはネスレに働いていることが認められ、初めて常用労働者として工場に行ける」と言った。

契約労働者として10年間働き、行動委員会の委員でもあるシャカワットは、「最初に、常用雇用を要求した時、皆は、私たちを世間知らずと言い、そんなことは不可能だと言った。しかし、食品飲料タバコ全国労連(NFFTBW)とIUFが私たちを支援してくれ、今その不可能を成し遂げた」と言った。

アッサム・ユニリバーの労働者、自らの権利を待ち続けて5年

 

「当社の従業員とサプライヤーの人間の尊厳と労働権に対する誓約を具現化する」というビジネス原則とサプライヤー規範を持つ会社、ユニリバーが収益性の高いインドの事業で労働者の基本的な労働組合権に関する合意を尊ぶのにどれだけ時間がかかるのか?」アッサム州の同工場の労働者は、この質問で、頭を悩ませている。

2007年7月15日、労働協約規定違反の争議でヒンダスタンリーバ労組の700名の組合員のロックアウトに進展した。経営者のロックアウト解除の条件は、正当な組合の解散と全労働者が急いで即席に作ったヒンダスタン・ユニリバー民主労組への移籍だった。9月3日に労働者は、仕事に戻る条件として、この趣旨の用紙に署名を強要された。それからすぐ後に、経営者と経営者によって作られた組織によって署名された労働協約が現地当局に登録された。

2007年10月に、IUF多国籍企業に関するOECDガイドラインを担当する英国ナショナルコンタクトポイントにこの組合つぶしの慣行について苦情を申し立てた。2010年7月に、ユニリバーとIUFは、英国の省で、相互に合意した第3者の監督の下で労働者に組合代表の選択をさせる手続きに合意した。この合意は英国のナショナルコンタクトポイントのウェブサイトに掲載された。

IUFとネスレ、インドネシア・パンジャンの争議解決を歓迎

IUFとネスレは、インドネシア、パンジャンの争議解決を歓迎する。パンジャンで、2011年10月5-6日に53名の従業員が解雇され、この53名の従業員の身分に関して争議が起こっていた。争議中ずっと対話は維持され、インドネシア・ネスレは、今、53名の元労働者に、マイナスの影響なしに、同じ条件で再雇用の機会を提案した。このためにインドネシア、パンジャンの労働争議は終わりを迎えた。IUF加盟組合SBNIPは、インドネシア、ネスレと労働協約を締結し、現地の両当事者は、将来の課題を敬意を払い、建設的な方法で解決するように決意した。

スペインのゼネストに多数の参加

政府の雇用と労働組合権への攻撃に抗議して、スペインの二つのナショナルセンター、CC.OOとUGTが呼びかけた3月29日のゼネストにスペインの労働者は、大きな支援で応えた。スペインの労組によると、全労働者の約77%がストライキ権を行使した。工業、交通、建設部門ではこの数字は95%以上になった。何十万もの労働者と市民がスペイン全国の111の都市における行動に参加した。

使用者は、大量解雇と一方的な賃金および手当てのカットを容易にする労働市場改革を既に十分使用している。この間、労働組合は、政府と使用者に対し、急速に悪化する失業に対応するように繰り返し呼びかけてきた。政府はこのストライキに対し、今年の予算案の270億ユーロ削減を発表した。この数字は、銀行と欧州委員会が要求する削減にまだ足りない。スペインは、今後2年間で財政赤字をGDPの5.5%まで削減するよう求められている。これはギリシャに要請された4.7%を超える数字で、アイルランドに要請された数字の2倍である。

スペインの労組合は、政府のすべてを取り除こうという試みに対し、力を結集させていくことを誓った。

パキスタンネスレ、抗議キャンプで闘争継続

ネスレカビールワラ乳業工場で雇用権利を要求した契約労働者に常用雇用が与えられるまで闘争を継続する決意を示すために丸一日の抗議キャンプが3月28日に行われ、300名以上の労働者が参加した。

ネスレの『新しい現実』は、以前の現実とそっくりだ―金を搾り出すために労働者を締め付ける

定例の『株主の皆様』宛てのメッセージで始まる最近出されたネスレ2011年度会社報告書は、冒頭から株主に『新しい現実』を喚起して、読者(いずれにせよ専門用語と客観的な数字の見出しを飛ばし読みする人々)を引きつけようとしている。しかし、労働者にとって、この新しい現実は、投資家の配当金の現金を生み出すために権利が攻撃されていることとほぼ同様だ。

ネスレによると『新しい現実』は、政治動乱、経済の不確実性、先進国市場の成長の不活発さ、商品や通貨や株式の市場の高い変動性により特徴づけられるが、また同様に、新興市場の力強い成長、増加する豊かさ、技術とデジタル通信の顕著な変化、新市場と消費者に到達する新規の方法、そして現実の消費者の増加に特徴づけられる。

Editorial 金融陶酔、広がるレイオフ、団体交渉

労働者に対して、レイオフの理由としてありとあらゆるものが上げられてきたが、なおかつ、つねにもうひとつの理由がある。あなたの会社で雇用を削減するという次回の呼びかけは、競争における雇用削減と株価に関するメッセージに包まれているかもしれない。

2月23日に、グローバルな消費者製品メーカーでは最大の売り上げを誇るプロクター&ギャンブル(P&G)が、非製造部門従業員の10%にあたる5700名の雇用削減を発表した。アナリストは、この『わくわくするニュース』を『大きな前進』と歓迎した。P&Gは、他の経費削減策と共に、この雇用削減で利益が9.5%増加すると主張した。雇用削減で会社がもっと機敏になるとCEOは熱狂した。アナリストは「買いだ!」と金切り声を上げた。24時間以内に会社の株価は2.3%上昇した。

「P&Gは、ユニリバーなどの同業社に影響を与えうる柔軟性を作り上げるだろう」とアナリストの一人が英国のガーディアン紙に言った。そして「ユニリバーに対する投資家の投資意欲を損なうかもしれない」と観察した。そして、この投資意欲は、確認された。従業員年金基金を含めた投資家らは、株を投げ売った。24時間以内に、ユニリバーの株価は3%下がった。

Urgent Action 3月29日のスペインのゼネストを支援しよう!

職場保護、労働組合権、公共事業擁護を骨抜きにする労働法改正に抗議して組合を結集させるためにスペイン労組は、かつてないほど団結している。24時間の全国ゼネストが3月29日に呼びかけられた。

何百万もの人々を街頭に繰り出させた2月19日と29日の大規模動員に続き、3月11日に第3のアクションデーが取り行われた。これは全国規模の抗議行動で、60箇所のデモに150万人の怒った市民が参加し、マドリッドとバロセロナの参加者は推定50万人だった。

 

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国際食品関連産業

労働組合連合会(IUF)