WARNING: This is the OLD IUF website.
Visit the NEW IUF website here: http://www.iuf.org


タイの労働者の権利、安いフルーツジュースの本当の値段

Printer-friendly version

スーパーマーケットの安い自社ブランド製品は、しばしば高い代償を払うものだ。タイの場合、この高い代償には、強制労働、違法な低賃金、危険な労働条件が入る。

タイ産のフルーツジュースが、欧州のフルーツジュース生産業者を通じて加工され、欧州のスーパーマーケットで安価なスーパーの自社ブランドとして販売されているケースで最近この実態が明らかになった。

ナチュラルフルーツ社で労働者が直面している劣悪な条件(タイの食品農業産業で横行している労働条件)のすっぱ抜きがフィンランドとタイで出版された。タイ現地企業の欧州の二つの主要顧客は、このタイ企業との契約を突然終了させた。そうすることで、この会社は、現地企業の恥ずべき労働条件の共犯者であることを隠そうとし、またすべての責任を回避しようとした。しかしこれは、認めらてはならない。

IUFは、この欧州の生産業者が行った役割を確認中で、そういった会社を公に直接指さしをするつもりだ。また、このような非常に劣悪で違法な労働条件で作られたジュースを最終的に購入していたスーパーマーケットを確認する。

この生産者と顧客のスーパーマーケットは、長期間、利益を得てきたこの労働条件に責任を取らなければならない。非難されずにこの状況を切り抜けることを許されてはならない。会社が破産を宣告し、多くの労働者を解雇しているのは疑いようもない状況の中、この労働者の多くが、以前に増して危機に瀕している。

同時に、このすっぱ抜きの記事の発行で、タイの現地企業とタイ当局は悪意のある不当な攻撃を研究員アンディ・ホール氏に行い、アンディは告訴され、禁固刑と破産に直面している。

IUF書記長ロン・オズワルドは、IUFの見解を明確にした。「タイとそれ以外の場所の同じ様な例として、安価なジュースの真の代償に焦点を当てたが、これは、もっと一般的に安価な食品の真の代償の問題に焦点を当てたものだ。ここから利益を受けている成熟市場の企業は、今や責任に向き合い、サプライチェーンで基準を上げるために労働者とその代表と関係をもたなければならない。IUFは、ナチュラルフルーツ社のパイナップル原液をどの会社が使用して、どのスーパーマーケットがその結果安価なジュースを販売したかを確認している最中である。この生産業者もスーパーマーケットも単に責任を回避することは許されない」